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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタ第4番変ホ長調作品7は、ベートーヴェンの初期のピアノソナタ作品群の一作である。四楽章構成で作品2の3曲(Op. 2-1・Op.2-2・Op.2-3)と比べ、技巧内容ともに格段の進歩が見られる。変ホ長調にはハ長調に近い調性があるが、第1楽章の華やかな開始部分は管楽器のファンファーレに近く、(トランペットなどはB管が多いが)後日の編曲に備えた調の選定ともいえる。 == 曲の構成 == ;第1楽章 Allegro molto e con brio :ソナタ形式。変ホ長調。冒頭から変ホ長調のきらびやかな開始。主題を繰り返すのは複数の楽器(トランペット、クラリネット、ピッコロなど)で繰り返させる意図が感じられる。ピアノによる管弦楽的表現を志向していて、低音のトレモロも威圧的である。展開部は単純で手短なものである。明朗な響きには複雑な発展は不要である。再現部以下は形式通り。 ;第2楽章 Largo con gran espressione :二部形式。ハ長調。途中物寂しげに梟の鳴き声を思わせる音がピアニッシモで聞こえる。 ;第3楽章 Allegro :変ホ長調 - 変ホ短調 - 変ホ長調。優雅なメヌエットであるがリズムが特徴あり、スケルツォに近い。中間部は同名短調のうねるように迫ってくる三連符が両手の斉唱で激しさを演出している。穏やかさと激情的な雰囲気が非常にはっきりしており対照的である。 ;第4楽章 Rondo :ロンドソナタ形式。変ホ長調。発想記号の通り演奏速度よりも優雅さに重点がある。冒頭主題は下降音形で第一楽章の威圧さはない。変ロの繋留音は単純で穏やか。優美なアルペジオが巧みな演出をしている。中間部はハ短調。アルペジオが低音で暗く叫ぶ。この中間部が高度なレベルであり難所であり、技巧的に書かれており、初心者が指定された速度で音楽的に弾きこなすのはかなり厳しい。再現部は元の晴れやかさに戻る。微妙な転調で奏者の技量を発揮させた後は平穏そのものの終結。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピアノソナタ第4番 (ベートーヴェン)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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